冬になると毎年よくニュースで聞くノロウイルスですが、
もし身近に感染者が出た場合の消毒や感染の拡大防止などは一体どうすればいいのでしょうか。
まず、ノロウイルスの症状としては嘔吐や下痢・
発熱など食中毒に似たものですが、特徴的なのがその感染力です。
実は、ノロウイルスは20℃の環境では4週間以上感染力が続くと言われています。
つまり症状が治まっても一ヶ月くらいは安心できないと言うことになります。
恐ろしいですね。
さらに嘔吐したものや排泄物が乾燥して空気中に舞ってしまうとさらに厄介ですよね。
そうなってしまう前に嘔吐物や排泄物は速やかに処理し、
感染を防ぐ必要があります。
ノロウイルスにはこの消毒方法がおすすめ
まず、ノロウイルスは85℃の温度に一分以上さらせば消毒できます。
と言うと、すぐに思い浮かぶのは熱湯だと思います。
しかし、熱湯を使ってのノロウイルスの消毒は少し難しいです。
最初は熱湯だったとしても、
一分もすればお湯の温度はどんどん下がっていってしまいます。
数回に分けてお湯をかけたり、つけるとしてもお湯を取り替える必要があります。そうなると少し手間ですよね。
スチームアイロンという手もありますが、2分間ほど同じ場所に当てる必要があります。
これは時間も手間もかかってしまいますし広い範囲の消毒には向いていないという面もあります。
そうなると、どちらの方法もちょっと面倒ですし、ちゃんと消毒できているのか心配になりますよね。
そこでおすすめなのが、熱湯やスチームアイロンではなく消毒液を使って消毒する方法です。
しかもその消毒液はとても簡単に手作りすることができるのです。
どうしたらノロウイルスの消毒液が作れるのか、知りたいですよね?
ノロウイルスの簡単な消毒液の作り方
簡単な消毒法方というのは0.1%の濃度の次亜塩素酸ナトリウムを使用する方法です。
先ほど言った通り、とても簡単に作ることができます。
まず、次亜塩素酸ナトリウムとは、塩素系漂白剤のことです。
この塩素系漂白剤を0.1%に薄めてしまえば完成です。簡単ですよね。
市販の塩素系漂白剤の濃度はだいたい6%くらいなので、
60倍に薄める必要があります。
つまり6ℓのバケツに水を張り、そこに100mlの塩素系漂白剤を入れたらノロウイルス用の消毒液が完成です。
20ml量れるキャップでだと5杯、30ml量れるキャップだと3.3杯くらいですね。
作り置きもできますが、
保管するときには子供やペットが誤って口にしないように注意が必要です。
消毒液はペットボトルなどの容器に入れて子供やペットの手が届かない、
光の当たらない場所で保管するようにしましょう。
まとめ
身近にノロウイルスの感染者がいるときは、
まず感染拡大を防ぐための準備が必要です。
使い捨てのゴム手袋とマスク、ゴーグル、
今回紹介した消毒液を速やかに用意するようにしてください。
そして、雑巾は一度使用したら捨てるようにしましょう。
身近にいない場合も油断せず、
こまめに手を洗って予防をするようにしましょう。
消毒液は保管さえ気をつければとても便利です。
500mlのペットボトルのものも何本か作っておいて、
必要なときに百円均一で売っているスプレーノズルに付け替えればとても便利です。
簡単に消毒スプレーになり、
床や壁の消毒などいろいろなことにつかえますよ。
ノロウイルスの感染者の症状が治まったからといって安心しないでください。
最初に言ったとおり、ノロウイルスの感染力は一ヶ月も続くのです。
トイレや寝室はしばらくこの消毒液を使って掃除をした方がいいと思います。
ちなみに、布団などについてしまった場合は業者さんに頼むようにしてくださいね。
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