子供にはたくさんの病気を発症してしまう傾向があり、
親御さんの心配は付きませんよね。
流行り病やワクチンなどある病気はある程度知っていることも多いと思いますが、
耳の下が腫れた時には「おたふくかぜ」を想像する人が多いのでは
ないでしょうか?
実は「反復性耳下炎」の可能性があるのです。
えっ知らない?何?と思う親御さんに分かりやすく
説明してきますね!
お子様の病気の原因や症状が分かる事で安心できますので是非
ご覧ください!
【原因は?】
反復性耳下腺炎には定かには解明されていないのですが、繰り返し腫れが起こり、
口の中の細菌の感染や風邪のウイルス感染が
耳下腺にも感染する事が原因だという説があります。
生まれつき耳下腺の形に異常がある、耳下腺の中で作られた唾液がスムーズに出てこない、かみ合わせが悪い、アレルギーや免疫の異常の関与など様々な説もあるようです。
もうひとつ、「流行性耳下腺炎」別名「おたふくかぜ」もあります。
こちらは飛沫感染が原因で発症し、一度かかると二度とかかりません。
ただし、人には感染してしまいます。
初期段階ではどちらの原因で耳下腺炎になっているか見分けがつかないので
受診が必要になります。
反復性耳下腺炎になった子供にはどんな症状が出る?
耳の下の耳下腺の炎症によって片側、または両側の耳の下が腫れる病気です。
発症年齢は5歳から16歳くらいまでのお子様に頻発し、多くは6歳まで、数カ月から1年の間隔で、特別な原因がない状況で左右交代性または両側同時に耳下腺の腫れを繰り返し唾液の中に膿の混入も見られれば、反復性耳下腺炎と言えます。
中学生くらいになると発症率はかなり下がるようです。
おたふく風邪とは違って感染ではないので、人に映る事はないので心配なく。
発熱はほとんどでないことが多く、腫れは2~3日でなくなるものもありますが、
1か月続く子もいるようです。
耳の下を押すと痛みがあり、口をあけると違和感を感じます。
反復性耳下腺炎になった子供の治療法
【対処法は?】
残念ながら反復性耳下腺炎には特効薬がないので、対処療法がメインになります。
痛いのに対処法しかないのは、お子様もかわいそうなのですけど・・
この反復性耳下線炎には抗生物質は効きませんが、悪化防止のために抗菌薬を
使用することもあります。
耳下腺や顎下腺の腫れをひどくしないように、熱や痛みに対してアセトアミノフェンが処方されますが、必ず決められた量をしっかりと飲み切らないと抗生物質は効果が発揮されないので注意してくださいね!
自宅でも、痛みがひどい時には、冷たいタオルで腫れた部分を冷やしてあげると
痛みが緩和できますので、お試しくださいね。
また痛みが強い時には痛み止めを使います。
食べ物も口を開けたり、噛んだりするのが辛い時には柔らかい食べ物を作って
辛い物やすっぱい物など刺激のあるものは避けてあげてください。
直接の効果は期待出来ないかもしれませんが、口の中を清潔に保ち、虫歯は
治療する、ガムや酸味の物を多くとり、唾液が分泌しやすいようにしたり
耳下腺マッサージなどがあります。
耳鼻科に行くと耳下腺造影や耳下腺洗浄が行われることもあるようです。
そして何より安静に過ごしましょうね!
まとめ
流行性耳下腺炎とは違って、繰り返すのに、対処法しかないのは、とても心配ですが、先ずはゆっくりと休ませてあげましょう。
年齢と共に発症率はならず下がりますので、対処法をうまく使って、少しでも
痛みから我が子を救ってあげてくださいね。
無理をさせずにしっかりと治して、大切な我が子に、快適な毎日を取り戻して
あげましょう♪
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